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大会長挨拶

はじめに

第1回日本アミロイドーシス研究会学術集会 大会長 池田修一

 アミロイドーシスはアミロイド細線維と呼ばれる絹糸のような形をした異常蛋白が全身の種々な処へ沈着して、その組織または臓器の機能障害を生じる疾患の総称です。アミロイドの基となる蛋白は20種類以上あり、このアミロイド前駆蛋白の化学的性状の違いにより、臨床像も多様ですが、アミロイドが沈着しやすい身体部位は脳、心臓、消化管、腎臓、末梢神経です。わが国ではアミロイドーシスは厚生労働省が指定する難病の一つであり、また厚生労働省特定疾患アミロイドーシス調査研究班という専門的家が集まるグループで昭和51年以来長年に渡って精力的な研究が行われて来ました。また同時に、わが国のアミロイド研究者は国際的にも数々の成果を発表して、高い評価を得ております。そうした国内外の研究進捗により、長年治療法の無い疾患とみなされていたアミロイドーシスも現在は臓器移植、薬物療法等により治療可能となりました。近未来的にはアミロイドーシスに対する新規薬物または遺伝子治療の導入も検討されております。アミロイドーシスは今や不治の病と諦める疾患ではなくなりました。さらに重要なことは、アミロイドーシスの成因解明で蓄積された蛋白のミスフォールディングと呼ばれる概念がパーキンソン病、脊髄小脳変性症等の神経変性疾患の分子病態解明におけるキーワードとなっていることであります。

 しかしこうしたアミロイドーシス研究の最近の著しい進歩は、残念ながら一般医家の知るところまでには至っておりません。そこで今回、アミロイドーシスの成因と病態、診断法、治療法を広く理解してもらい、同時にわが国のアミロイドーシス研究を一層活性化する目的で平成24年12月に『日本アミロイドーシス研究会』を立ち上げました。そして第1回学術集会を本年8月30日に私が大会長として開催すべく準備を進めております。本研究会では通常の症例報告、研究報告、動物モデルの研究に加えて、教育講演・症例検討会なども計画しております。多くの皆様の御参加を期待しております。本研究会の御支援を含めて、皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成25年4月 吉日

 
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